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緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」(島田市)で静岡県の食の魅力を実感しよう。

公開日:2024.03.12

特集

 

2020年にオープンした緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」は、地域の新しい“結び目”となる静岡県内最大規模の体験型フードパーク。マルシェや緑茶体験、レストランなどの飲食物販施設に加え、子ども向けの施設、ドッグラン、SL展示などを備えており、こちらを訪れると静岡県の食の豊かさを実感することができます。

「KADODE OOIGAWA」は、島田市、大井川農業協同組合(JA大井川)、大井川鐵道、中日本高速道路の4社により整備され、オープンにあたり新設された大井川鐵道「門出駅」と直結!
建物は、門出駅の待合室としても利用することができるようになっています。

「KADODE OOIGAWA」の魅力を詳しく紹介していきます。

 

マルシェ棟のエリアには静岡県内のお土産が一堂に集結! 大井川流域の生産者の農産物も目白押し。

 

施設に入って一番に目に入るのが広大なマルシェ。大井川流域の水、気候、風土に育まれた新鮮な農産物が生産者の名前入りで販売されています。静岡近海で採れた魚、クラフトビール、県内各地の蔵元のお酒も集められています。 

 


 

 静岡県の農林水産物を使用した加工品「ふじのくに新商品セレクション」や、多彩で高品質な静岡県の農林水産物「頂(しずおか食セレクション)」といった静岡県が誇る商品を集めた専用売り場を県内初設置。多数の関連商品が並んでおり、静岡の食の魅力を発信しているとして、「令和4年度ふじのくに食の都づくり貢献賞」を受賞しました。

珍しい食材が多く、思わず買い物かごがいっぱいに。温かい季節はクーラーボックスを持って訪れてくださいね。

 

 

 

 

 

「KADODE OOIGAWA 茶寮」で日本庭園を眺めながらお茶とお菓子のペアリングを愉しむ。

 

 

 

マルシェの奥にあるのが、大きな一枚窓から見える日本庭園が印象的な茶寮。落ち着いた雰囲気の店内では、大井川流域の茶農家のお茶とお茶菓子をいただくことができます。実は内装に使われている壁紙は、お茶の茎が入ったもの。細かい部分にまでこだわりが散りばめられています。

 

 

写真の男性は、お茶農家でもある店員の太田さん。カウンターに座り、お茶の淹れ方、楽しみ方をうかがいながら、のんびりとした時間を過ごせそうです。

 

 

こちらは、川根浅蒸し茶、金谷深蒸し茶、金谷ほうじ茶に、「わらびもち」や「きんつば」、「静岡みかんドライフルーツチョコレート」といったお茶とお菓子のペアリングを楽しめる「利休」。ほうじ茶の味の違いはわかりやすいと思いますが、浅蒸し茶と深蒸し茶との違いを感じながらいただくと、新たな発見ができると思います。
そのほか、季節限定メニュー、お茶やお菓子の単品メニュー等もあるので、ひと息つきに訪れてみてはいかがでしょう?

 

体験型アトラクション「緑茶ツアーズ」でお茶づくりの裏側を知る。

 

 

 

「緑茶ツアーズ」は、参加者自身がお茶色のポンチョを着て、お茶の葉っぱに変身し、「蒸す」「揉む」「火入れ」を疑似体験する体験型のアトラクションです。ツアー自体は撮影NGでご紹介できないのが残念ですが、ツアーの最後には4種類のお茶を味わい、味、香り、色の違いなどを知ることで、お茶をもっと好きになれる企画になっています。(3歳以上500円、所要時間約15〜20分)

 

16種類のお茶を用意。「緑茶B.I.Y.スタンド」で自分好みのお茶を淹れてみる。

 

茶柱をイメージしたコーナーは、一つひとつ見てみるととても面白いことが書かれています。お茶の味や香りは蒸しや火入れのレベルで変わってきます。KADODE OOIGAWAのブランド茶「MANDARA GREEN TEA」は、川根、金谷、島田、藤枝のお茶を、抽出色、味覚、香りに着目し、16種類に分類。備え付けのタブレットでお茶診断もできたりと、マンダラ図を見ながら自分好みのお茶を見つけることができます。

たとえば、蒸しレベル3、火入れレベル3の深蒸し茶では、茶柱に「#茜色 #芳香 #キレもん #眠気覚まし #運転お疲れさま #だんご #お寿司やさんの玉子焼き」などのワードが。火入れ少し強めのお茶なので、香りがよく、お団子やお寿司屋さんの玉子焼きとの相性がよく、眠気覚ましにもなるお茶なのかなと想像できます。

 

 

 

 

茶葉、ティーバックとしての販売もありますが、「緑茶B.I.Y.スタンド」ではオリジナルボトルにお茶を淹れる体験コーナーを用意しています。16種類のお茶によって、油温、抽出時間が異なります。説明を見ながら、正しい手順で淹れていくと、とてもおいしいお茶が完成! 急須で淹れなくてもティーバックでもおいしく淹れられることがわかるので、ぜひ体験してみてくださいね。

 

 

SLが間近に見られるロケーション! 地元野菜を使った「農家レストランDa Monde(ダ・モンデ)」。

 

 

 

 

地元野菜をふんだんに使った創作料理を、ビュッフェスタイルでいただける農家レストラン。マルシェで販売されている、その日の新鮮野菜を使用しています。
人気は奥の窓側のカウンター席。目の前には大井川鐵道「門出駅」があるため、時折走るSLの様子を見ながら食事を楽しめるようになっています。

 

 

料理の中でぜひ味わって欲しいのが蒸し野菜。好きな野菜を選び、カウンターに座ると、目の前で調理されるため、出来立てを食べられます。季節野菜はもちろん、ふだんスーパー等では見かけない珍しい野菜も。茶飯のお茶漬けをシメとしていただくのもオススメ。

 

 

イチゴ、イチジク、キウイ、サツマイモ、トマト、ほうじ茶、落花生など、地元の素材を店内でジェラートに加工。こちらもビュッフェのメニューに入っており、人気のコーナーになっています。王道はイチゴですが、スタッフのおすすめは落花生。ピーナッツバターのような香りを持ちながら、ジェラート仕立てなのでさっぱりとしていくらでも食べられそうです。ジェラートは日替わりで10種類前後を用意。季節ごとに変わる食材の味を楽しむことができます。
ドリンクも種類豊富で、さまざまなシロップを炭酸で割っていただくことも可能。時間をいっぱい使って楽しみたくなる場所です。

 

また、ランチタイム終了後のカフェタイムに季節限定でパフェを提供したり、日時限定でスイーツビュッフェを開催することも。Instagramやホームページで告知されるのでお見逃しなく。

 

大井川鐵道のSL「C11-312」を復元展示。車両の下に潜れる?!

 

 

 

1946年に製造され、1988年に大井川鐵道にやってきたSL「C11-312」。2007年に現役を引退した後、他の車両への部品共有用として使われていましたが、「KADODE OOIGAWA」のオープンに合わせ復元されました。塗装しなおした美しい車体は、鉄道ファンでなくても思わず見惚れるほど。
ちょうど撮影に訪れたときは受験シーズンであったため、お隣の大井川鐵道「合格駅」と「門出駅」に因み、受験生のための切符型の合格祈願の絵馬が飾られていました。絵馬は島田市内の古刹、千葉山智満寺にて御祈祷をしていただいているとのこと。この絵馬を購入するとSLの下に潜ることができます。(SLに絵馬を飾るのは受験シーズン限定)。

 

大井川流域の観光案内拠点「TOURIST INFORMATION おおいなび」

 

 

 

大井川流域の観光案内所でもある「TOURIST INFORMATION おおいなび」では、大井川流域を巡り、どこで遊んで、どこで食事をして、どこでお茶をするか一目でわかるよう「大井川でやるべき100のこと」として紹介しています。カードのようになっており、自分だけのオリジナル観光冊子をつくることも可能です。

 

 

 

 

こちらには、大井川流域のお土産や加工品等もそろっており、自分へのお土産はもちろん、ギフトとしても使えるようなデザインが優れたアイテムも。
また、水道の蛇口からお茶が出る「緑茶水道」も設置されています。かつての大井川で活躍していた川越人足がデザインされたカップで、命懸けで対岸に渡っていた先人たちに思いをはせつつ、おいしいお茶をお楽しみください。

 

 

 

「TOURIST INFORMATION おおいなび」は、大井川鐵道門出駅の待合室も兼ねており、外に出ると緑茶色のポストが目を惹きます。ここから電車に乗ることも可能です。

 

子どもたちが思いっきり遊べる場所やイベント広場も。家族で一日遊んじゃおう。

 

茶畑をイメージした段々になったベンチは、イベント会場としても使われる場所。お茶や季節のフルーツを使ったスイーツを提供するカフェも併設しています。

 

 

有料のキッズパークには、富士山の形をしたネット、茶畑をイメージしたトランポリン、ツリーハウス、キッチン遊具など子どもたちが夢中になる遊具が充実。また、こちらでは紹介しきれないほど、ほかにも様々なお店があるので、子どもたちと一緒に、大井川流域の食と情報との出会いをお楽しみください。

 

 

  

 

KADODE OOIGAWA
住所:静岡県島田市竹下62
TEL:0547-39-4073
https://kadode-ooigawa.jp/

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