静岡の食文化を知る
沖あがり
公開日:2024.07.05
郷土料理
和食
国内で桜エビが水揚げされるのは駿河湾だけ(※)であり、桜エビ漁はアジの綱引き漁に偶然桜エビが入ったことから、明治27年に始まりました。漁期は桜エビの保護のため年2回と限定し、春漁は3月中旬から6月初旬、秋漁は10月下旬から12月下旬となっている。沖あがりは、生の桜エビを豆腐やねぎと一緒にすき焼き風の味付けで煮込んだもので、沖から上がった桜エビ漁の漁師が、漁の反省をしながら酒の肴に食べた鍋料理、漁師めしなんだそうです。
桜エビの漁期には取れたての生の桜エビ、それ以外でも通年、釜揚げや冷凍の桜エビが購入できるため、一年を通して家庭で作られている。
※出典:由比港漁業協同組合
〇使用食材
生桜エビ、豆腐、葉ねぎ
〇食べ方
土鍋などの平鍋に醤油、砂糖、日本酒を入れ、火にかけ、煮立ったら桜エビと大きめに切った豆腐を入れ、中火で味が染み込むまで煮込みます。火からおろす直前に、4cm程度に切った葉ねぎを加え、ひと煮立ちしたら火を止めます。
冷凍の桜エビを使う場合には自然解凍がお勧めです。
出展:農林水産省(うちの郷土料理)
画像:農林水産省(うちの郷土料理)
#静岡市