静岡の食文化を知る
折戸なすの田楽
公開日:2024.07.05
郷土料理
和食
夏
冬
折戸なすは静岡市清水区三保の在来種で丸い形と鋭いトゲ、色は深く黒みがかかった茄子紺、濃厚な甘みが特徴です。
通常のなすより濃厚な味わいが、田楽などみそを使った料理と相性がよく、みそと和えたり、炒めたりするメニューとして、家庭で作られるだけでなく、学校給食にも度々登場します。
初夢に見ると縁起がよいとされる「一富士、二鷹、三茄子」のなすのことだといわれ、徳川家康が好んだとして知られています。
明治時代以降、折戸なすの栽培は途絶えてしまっていたが、国の研究所で保存されていた種子を譲り受け、生産者とJAや関係機関の連携により平成17年に復活に成功しました。
〇使用食材
折戸なす、赤みそ
〇食べ方
折戸なすを縦半分に切る。赤みそと酒、砂糖、みりんを火にかけ、とろりとするまで練り合わせる。フライパンでなすの両面を焼き、練り合わせたみそを片面にのせる。
味噌を練り合わせるとき焦げ付かないよう気をつけてください。
出展:農林水産省(うちの郷土料理)
#静岡市