レストラン

とろろ汁の丁子屋

日本料理
ふじのくに食の都づくり仕事人

慶長元年(1596年)創業。当時はお茶屋として開業した丁子屋は、現在まで場所を変えること無く、ここ東海道の丸子宿で400余年を過ごしてまいりました。 今も昔も、行き交う旅人の道中の無事を祈り、一時のおもてなしを続けております。

静岡県の食材を使った 人気メニュー

丁子屋味噌ローストビーフ 1,100円
定食 丸子 1,630円
定食 本陣 2,310円
定食 府中 2,750円
揚げとろ 1,100円
むかごのから揚げ 440円
用宗産たたみいわし 550円
焼津産黒はんぺんフライ 2枚385円、3枚495円
しずまえあげ 2枚627円、3枚880円

店で使っている静岡食材

自然薯(牧之原・藤枝・菊川)、アカモク(用宗)、卵(焼津[マルフク])、黒はんぺん(焼津)、たたみいわし(用宗)、ねぎ(焼津)、大根・野沢菜(箱根西麓三島野菜)、かつお節(焼津)、メロン(静岡県)、イチゴ(静岡市・焼津など)、しいたけ(丸子)、塩(用宗[あらしお])

静岡県の食材を使った
店で使っている静岡食材

店舗情報

住所 静岡市駿河区丸子7-10-10
TEL 054-258-1066
WEB https://chojiya.info/
SNS

店舗MAP

この店の「ふじのくに食の都づくり仕事人」

丁子屋 平吉

1978年、静岡市生まれ。本名は柴山広行。2006年に「とろろ汁の丁子屋」に入社、2020年10月に取締役社長に就任し、14代目・丁子屋平吉を襲名。宿場町・丸子の活性化のために、さまざまな活動を行なっており、「NPO歴史の道 東海道宿駅会議」の理事、「丸子活性しよう会」の会長も務める。

仕事人インタビュー

1596年創業の「とろろ汁の丁子屋」は、歌川広重の浮世絵『東海道五十三次内 鞠子』にも描かれているほど歴史あるお店だ。豊臣秀吉が小田原城征伐のために挙兵していた頃、丁子屋はお茶屋として営業しており、とろろが採れる時期に旅人にとろろ汁を振る舞ったのが始まり。その先の難所・宇津谷峠を越えるために、とろろ汁で精をつけようと同店はたいへん賑わったと言われている。

 

平吉さんはそんな歴史ある「とろろ汁の丁子屋」の14代目を務める。静岡県産の自然薯に、卵、マグロの煮汁、醤油を合わせ、それにかつお節、自家製白味噌でのばしていく。出来上がったとろろ汁は麦飯にかけていただく。素朴でありながらも深い味わいがあり、体の中に染み渡る味だ。

 

この自然薯、静岡県内の20軒の生産者と契約し、静岡の在来品種の自然薯を使用している。40〜50年の年月をかけ、同店と農家が協力して栽培方法を確立していったものだ。そんな静岡県産の自然薯の普及にも平吉さんは奔走している。実はとろろ汁の味付けは、静岡県内でも地域によって全く異なるという。「とろろ汁の丁子屋」では、かつお節と自家製味噌を使うが、焼津はサバと味噌、湖西はボラをゆがいてその身と出汁、醤油を使う、西伊豆や下田は伊勢海老、松崎はサンマと実にさまざま。2023年2月には、県内の大学生やとろろ料理店、自然薯の生産者と協力し、エリアによって自然薯の食べ方が異なるということを普及するためのワークショップを実施している。

 

全国から観光客が訪れるお店だけに、「静岡でなぜ自然薯が?」と聞かれることも多いという。お客さんと直接話をすることもあれば、より多くの方に知ってもらえると、館内モニターで自然薯や、その栽培の仕方について案内しているという。

 

「昔は白米が貴重で、糖を摂取するのに自然薯は重宝されていました。静岡は山と海があり、自然豊かな環境。そんな静岡を『とろろ県』にしていくことが私の目標です」と語る。

 

 

2023年2月に開催された、とろろ汁のワークショップの様子

 

※「令和4年度ふじのくに食の都づくり仕事人受賞者のご紹介」記事より

のレストラン

レストランを探す

ふじのくにSDGs認証制度について

食と農が連携したSDGs達成の取組拡大を推進するため、「生産者」と「飲食店」のSDGs達成に向けた取組を「見える化」する認証制度です。
※各店舗の取組内容に応じて、マーク内の星の数が変わります。詳細は各店舗の情報を御確認ください。

ふじのくにSDGs認証制度について

閉じる