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令和元年度ふじのくに食の都づくり仕事人貢献賞受賞企業「しずてつストア」

公開日:2021.03.25

地元生産者と「静農会」を組織し、地産地消を実行


静岡県中部を中心にスーパーマーケットを展開する「しずてつストア」(株式会社静鉄ストア)は、平成20年に地元生産者と共に「静農会(せいのうかい)」を立ち上げ、地域活性化に貢献している。静農会は「地産思送(ちさんちそう)~地域から産まれた、思いを送る~」を合言葉に、東部地区から西部地区までの生産者16グループ、約220名で構成されている組織。しずてつストア全店舗合わせると、1日約300種もの静農会の農作物や加工品が店頭に並ぶ。ラベルには生産者の名前が記載され、消費者は安心して購入することができる。

「地域密着型のスーパーならではのことをしていきたい」と話すのは商品部の瀧 秀太郎さん。PBの開発やブランディングでも可能な限り地元企業とのタイアップを考える。そこにも地産地消の精神が生きている。
「静岡県は気候も温暖で一年中青果物が採れ、海産物も豊富な恵みの県。地元企業として、それを消費者に送り届ける使命があります」。県産食材を使った弁当や惣菜が店頭に並び、収穫体験などの食育も積極的に進めている。


<問い合わせ先>
株式会社 静鉄ストア
〔住所〕静岡市葵区末広町95番地
〔電話番号〕054-205-7005
〔URL〕http://www.s-store.co.jp

食育にも力を入れ、過去には静農会収穫ツアーなどの体験型イベントも行っている。他、高校生対抗レシピコンテストの開催も。2020年は時節柄、中止となるイベントが多かったが、再開を待つ声も多い。

静岡県産三元豚 豚ロースを使用したカツ丼。静岡県産の豚肉を使ったカツ丼はおいしいと評判で、惣菜の中でも人気商品。野菜だけでなく店頭に並ぶ惣菜にも積極的に県産の食材を使用している。

桜海老を使用した卵焼き「駿河湾産桜海老使用 ふわ旨!さくたま」。消費者が手の届きやすい価格で、駿河湾の貴重な桜海老も惣菜として並ぶ。青果だけでなく海の幸もまた静岡県の恵みの一つ。