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イベントレポート
地域の食材を知る・伝える~仕事人と生産者の交流会~を開催しました
公開日:2025.04.09
令和7年1月23日(木)、ふじのくに食の都づくり仕事人と生産者の交流として、仕事人による生産者訪問を実施しました。
仕事人と調理師計9名が、河津町と東伊豆町でわさびと原木しいたけの生産現場を見学し、生産者と地域食材の魅力や新たな食材の活用法について意見交換しました。
【わさび】
「静岡水わさびの伝統栽培」として世界農業遺産に登録されている、畳石式わさび田を見学しました。
畳石式は、伊豆地域で開発された栽培法で、下層から上層に向けて徐々に小さくなるように石を積み上げ、表層には砂れきを敷く構造です。
わさび田の表面と内部に水を流すことで、高品質なわさびの安定生産を可能にしています。同じ品種でも沢によって生育が変わるとのことです。
仕事人からは葉や根の活用法について提案があり、生産者は自身では思いつかないようなアイデアに驚いた様子でした。
【原木しいたけ】
森で切り倒した木にしいたけ菌を接種して栽培する方法を、原木栽培といいます。伊豆地域は、豊富な降水量と温暖な気候のため、冬でも収穫できる産地です。
菌の接種からしいたけの発生までには2年かかり、発生は気象条件に左右されるため安定的な生産が難しいとのことです。
仕事人からは、時間や労力をかけて栽培されていることを知り、勉強になったとの感想がありました。