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受賞情報

平成29年度ふじのくに食の都づくり貢献賞受賞団体「瑞松会」

公開日:2018.02.13

静岡の食発信と日本料理の伝統継承に邁進

食のイベント会場でひときわ目を引くオレンジのジャンパー軍団。「瑞松会」の職人が作る玉子焼きは、いつも行列ができるほど好評だ。同会は、「日本料理界の人材育成と伝統文化・技術の継承を図りながら、静岡の食文化に貢献すること」を目的に、2015年、一般社団法人静岡県専門調理士連合会として発足。現在は県東部・伊豆を中心に約100名の和食料理人が在籍し、食育啓蒙活動などの傍ら、庖丁儀式や茶事といった日本固有の食文化を守り伝えている。一方で、団結力を活かして県の事業にも積極的に参加。特に昨年11月の中国浙江省との友好提携35周年記念事業では、中国に器まで持参して本格和食を紹介し、大成功を収めた。「今年は会員の教育に力を入れ、内面の充実を図りたい」と猪爪康之会長(ふじのくに食の都づくり仕事人)。志高き彼らは、今後も静岡の和食を牽引していく。

瑞松会メンバー
「うちは皆仲が良くて結びつきが強い」と猪爪康之会長(前列中央)。
ふじのくに食の都づくり仕事人は23名在籍。



<問い合わせ先>
一般社団法人静岡県専門調理士連合会 瑞松会
[住所]伊東市南町2-1-30
[TEL]0557-52-3170

庖丁式
様々なイベントで四条眞流の庖丁儀式を披露。全ての食材に感謝し、一刀一礼のもとに執り行われる伝統文化だ。

玉子焼き
伊東市技能祭で玉子焼きを実演販売するメンバー。職人技が光るフワフワ玉子は、毎回完売の人気ぶり。

食育
県東部・伊豆地区の小学校で「味覚の授業」を実施。子どもたちに食の大切さや素晴らしさを伝えている。