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受賞情報

平成29年度ふじのくに食の都づくり貢献賞受賞団体「三島市学校給食農業生産者研究会」

公開日:2018.03.09

おいしい地元野菜で子どもの健全な心身育成に貢献

農家が前日収穫した新鮮野菜を、翌朝直接地元の小中学校に納める。まさに地産地消の理想形を約15年も前から実践している「三島市学校給食農業生産者研究会」。食育推進都市の三島市が力を注ぐ学校給食において、今や同会の存在は必要不可欠だが、発足当初は、「食育」という言葉も普及していない時代。献立や食材発注を行う栄養士に認めてもらうよう、野菜の品目で生産者を募るなど、当初は苦労が絶えなかった。その後、市場で不安定になりやすい価格を通年統一したほか、目揃え会を開き品質管理に努めるなど、地道に信用を獲得。現在も、栄養士の圃場見学や会員が生徒と給食を楽しむ交流会を定期開催し、互いの絆を深めている。「今後も継続して良い野菜を提供し、『やっぱりこの会があるから安心』と思われるように」と林正俊会長。同会のおいしい地元野菜は、三島の子どもたちの健全な心身と郷土愛を育んでいる。

<問い合わせ先>三島市学校給食農業生産者研究会
[住所]三島市大社町1-10(三島市農政課内)
[電話番号]055-983-2652

交流会では学校に生産者の写真とともに栽培作物も展示。子どもたちの地場野菜や農業への理解もより深まる。

箱根西麓地域をはじめ風土の良い三島市は県内屈指の野菜産地。各校の栄養士や小学生の圃場見学も行う。

献賞受賞を三島市長(中央)に報告。豊岡市長の左隣が林正俊会長、右隣が杉本正博顧問。現在13名の会員は、「皆、張り合いをもって楽しんでやってくれている」と語る。