レストラン
静岡市清水区 鮨処やましち
昭和53年鮨店として創業。
現在は特産の桜えびやしらすを使用したものが中心となり、県外からのお客様も多く来店されるようになりました。新茶シーズンは、茶畑で摘んだ茶葉を持ち込み桜えびと揚げる取り組みも始めました。
数年前からハラールの取り組みも始めましたが、海外の方にも「桜えびかき揚げ丼」は人気です。
静岡県の食材を使った 人気メニュー
静岡にぎり、駿河紅白丼(生桜えびと生しらす)、桜えびかき揚げ丼、ももくろ揚げ丼(桜えび漁の際いっしょに水揚げされる未利用魚・センハダカと桜えび)、桜えびかき揚げ、茶くらえび(新茶葉と桜えびを揚げたもの・商標登録済み)
店で使っている静岡食材
桜えび、しらす、御殿場こしひかり・きぬむすめ、静岡茶葉、沼津港・由比港水揚げの魚、わさび、ねぎ・小松菜等の野菜
店舗MAP
この店の「ふじのくに食の都づくり仕事人」
ふじのくにマエストロシェフ
山崎伴子
結婚1年後「鮨処やましち」を開業。3年後、調理師免許取得。
茶懐石で有名な「辻留」に通い、その後も後藤加寿子氏や懐石「西堀」にも通い日本料理の基礎を学ぶ。日本酒の蔵めぐりやワインの勉強にも励む。
茶道は趣味で20数年。現在は静岡茶の勉強中。
仕事人インタビュー
東海道・蒲原宿にあり、ハラール対応をしていることから外国人観光客も数多く訪れる「鮨処 やましち」。
店舗だけにとどまらず、地域と協力して、これまであまり採り上げられることのなかった静岡食材を活用する取り組みは、山崎さんの真骨頂。その勢いは、コロナ禍においても止まらない。2020年、山崎さんは、コロナ禍での空き時間を利用して、茶農家を訪問し、茶づくりを体験。日本茶アドバイザーの資格を取得するとともに、東海道の宿場の様子が描かれた着物の帯を集め、茶箱やタンブラーに貼るという、茶の新しい楽しみ方を提案している。
また、静岡県観光協会と協力し、海外のインフルエンサーを招いて、富士山サーモン、桜えび、しらす、地元茶、わさびなどを使った手巻き寿司をふるまう企画も開催。「静岡にはたくさんの魅力がある。食事をおいしく味わっていただくことはもちろんですが、食事にプラスした別の楽しみを提案したい」と山崎さんは語る。
地元の子ども達に向けた活動も興味深い。最近は、地元でも桜えびを食べたことのない子どもが少なくないため、桜えびを知ってもらう授業を実施。その後、干し桜えびやいわしの削り節などを修学旅行先の東京へ持って行ってもらい、上野公園で配布している。この活動は10年ほど前から行なっている。(2020年は新型コロナウイルスの影響により宿泊先のスタッフに配布)。このような食に関する活動は、地域の人たちと一緒に展開し、学校関係者や子ども達、その保護者が地元に興味を持つきっかけになっている。
山崎さんのすごいところは、自身が考案したレシピを惜しみなく、周囲の人に提供するところ。「私は仕事人として、誰にでもできる食を提案したいのです」と笑う山崎さん。尽きることのないアイデアとその行動力から目が離せない。
外国人観光客に寿司をふるまうイベントの様子。グラスの底には富士山が施されており、冷茶と温かい緑茶の両方を用意。ちょっとした工夫をするのが山崎さん流のおもてなし。
※「The 仕事人 of the year 2020」の受賞者の紹介記事より
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