静岡の食文化を知る
西部
愛宕下羊羹
公開日:2024.01.31
菓子・スイーツ
店のある掛川市横須賀は、かつて城下町として栄え、今もその面影を色濃く残している地域です。往時をしのばす店構えの愛宕下羊羹(あたごしたようかん)は、初代の中田和吉氏が明治40年(1907年)に羊羹専門店を開業し、地名の愛宕下から名付けたことに始まるそうです。材料の配合と火加減で味や舌触りの良し悪しが決まるといわれる羊羹は、同店では創業以来一貫した製法で作り、今となっては珍しく、包装せずに裸のままでケースに陳列して販売をしています。愛宕下羊羹は、硬めでしっかりとした食感と上品な甘さが特徴で、その素朴で大切に守られている味にはファンが多くいます。羊羹の種類は、小豆、栗、抹茶、白などのほか、季節限定のものもありますが、いずれもほとんど外には卸されていない希少な逸品です。
【店舗情報】
有限会社 愛宕下羊羹
https://www.instagram.com/atagoshita.youkan/
住所:静岡県掛川市横須賀1515-1
TEL:0537-48-2296
#掛川市