静岡の食文化を知る
中部
安倍川もちの元祖
公開日:2024.01.31
郷土料理
菓子・スイーツ
安倍川もちは和菓子の一種であり、静岡市を中心とした中部地域の郷土料理です。
本来は、つきたての餅にきな粉と白砂糖をまぶした物です。現在では小豆餡や抹茶をまぶしたものも登場しており、多彩な味が楽しめます。
「安倍川もち」の名前は県内に流れる安倍川にちなんだものですが、江戸時代、徳川家康が命名したという説と、東海道を旅する人々の間では安倍川の茶屋で売られていた名物として有名だったため、安倍川もちと呼ばれるようになったという説があります。
江戸時代に十返舎一九が著した道中記「東海道中膝栗毛」にも登場しています。
現在も安倍川橋のたもとには、安倍川もちを提供する店が軒を連ね、中には200年の歴史を誇る老舗もみられます。
家庭でおやつや軽食として作られます。また土産物として販売されている安倍川もちは、日持ちする工夫がされているため、県外者へのお土産物にされることもあります。
〇食べ方
つきたての餅に砂糖を混ぜたきな粉をまぶす。あるいは切り餅を使う場合、焼いたあと軽く湯にくぐらせてから砂糖を混ぜたきな粉をまぶす。
画像:農林水産省(うちの郷土料理)
出展:農林水産省(うちの郷土料理)
【問い合わせ先】
石部屋
住所:静岡県静岡市葵区弥勒2丁目5-24
TEL:054-252-5698
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