静岡の食文化を知る

御殿場地方の各家庭に独自に伝わる伝統的な家庭料理。

お祝いの席やお祭り等のおめでたい日に、家で作った「みくりやそば」を御馳走料理として親戚や近所の人と一緒に食べる習慣があります。

この地域はそばや麦を多く栽培していたため、農家が自前で、水を使わずに「山芋」や「自然薯」を使ってそばを打ち、鶏ガラでだしを取ったそばつゆをかけて食べていました。

そばは素朴な味わいで、山芋が入っているため喉ごしがよい。だし汁に鶏ガラを使い、具に鶏肉やにんじん、しいたけを入れるのが特徴です。

家庭で大みそかや正月、行事の時に客人へのごちそうとして振る舞われます。

〇使用食材

そば、鶏肉、にんじん、しいたけ

〇食べ方

だし汁に一口大に切った鶏肉、千切りにしたにんじんやしいたけを入れ煮立たせ、醤油、砂糖、塩で味をつける。このつゆをそばにかけて食す。

出展：農林水産省（うちの郷土料理）

御殿場のソウルフード・ご当地グルメの「みくりやそば」が食べられるお店は「御殿場みくりやそば」ホームページをご覧ください。