静岡の食文化を知る
伊豆
鯖の箱寿司
公開日:2024.07.05
郷土料理
和食
伊豆地域で祭りなどのハレの日に作られる郷土料理。
元々は漁師飯のため、地元で捕れたサバを使う。魚の身をほぐしてそぼろ(地元の呼び名はおぼろ)にしたものや、にんじんやしいたけなどの煮物を木箱に詰めた酢飯の上にのせた箱寿司。
1261年に日蓮上人が鎌倉幕府によって伊豆に流刑になった際に、上人をかくまった漁師が朝夕の食事を、井桁の重箱で運んだことが箱寿司の由来といわれている。
おぼろは地元でとれた魚を使うため、サバ以外に地域によってアジやキンメダイを使うところもある。
〇使用食材
サバ、にんじん、しいたけ、れんこん、卵
〇食べ方
木箱に酢飯を詰め、具をのせる。サバを茹でて骨を除き身をほぐし、炒って砂糖と醤油で味をつけたものや、煮たにんじんやしいたけ、桜エビなどをのせる。おぼろにする魚は、地域によってアジやキンメダイのところもある。また、近年は生の魚は手間がかかるため、サバ缶やマグロ缶を使って作ることが多くなっている。
出展:農林水産省(うちの郷土料理)
画像提供元:農林水産省(うちの郷土料理)
#伊東市