レストラン
静岡市葵区 萬福酒家
ラーメン、チャーハンから本格中国料理、特に、中国東北料理を提供しております。
静岡県の食材を使った 人気メニュー
空芯菜炒め、酢豚、豚細切り肉と干し豆腐、海鼠(ナマコ)の醤油炒め、鳥と大蒜の黒胡椒炒め
店で使っている静岡食材
チンゲンサイ(磐田市)、茶(静岡市)、空心菜(静岡市)、タチウオ(静岡市)、レタス(浜松市)など
店舗MAP
この店の「ふじのくに食の都づくり仕事人」
柴田孝之
静岡市生まれ。20歳の時、料理人を志し、千葉県千葉市の日本料理店「駿河」、実家でもある静岡市の割烹「三日月」で修業をした後、独学で中国料理を学んで平成16年に「萬福酒家」をオープン。本場の味を再現するとともに、日本人の味覚にもフィットする中国料理で話題となる。創業以来、地場食材を積極的に用いながら和食と中華の融合を図り、地域の活性化にも意欲的に取り組む。
仕事人インタビュー
「萬福酒家」の料理は、本場中国の華やかな香りと日本料理の繊細な味わいが見事に融合している。それは足し算の論理で調理される中国料理と、引き算の論理で作られる日本料理の調和でもある。そして、それを可能にしているのが素材の旨味をたっぷり蓄えた静岡県産食材だ。新鮮で安全な地場食材が放つ健やかな味わいは、本格的な中国料理の中でもしっかりと生きている。メニューに並ぶ料理は約150種類。中国東北地方をはじめ、北京、上海、広東、四川など、多種多彩な料理で食欲を喚起するメニュー構成もこの店の特徴だ。現在、オーナーシェフの柴田孝之さんが注目している食材は県内産のナマコ。静岡県の新しい魅力として大きな可能性を秘める干しナマコを、創業以来の創意工夫によって品格ある逸品料理に仕立てる技には、柴田さんの「地元の食材で静岡を盛り上げたい」という願いがこめられている。そんな心意気もこの店の料理にひとさじの輝きを与えている。
県内産のヒラメを使った「白身魚甘酢あんかけ」。魚種は季節に応じて変わる。野菜彫刻のカービングも話題
※「平成28年度 仕事人受賞者のご紹介」記事より
柴田 久美子
中国の吉林省長春市出身。30年ほど前に来日し、専門学校で日本語を学ぶ傍ら、静岡市七間町にのれんを掲げる老舗割烹・三日月でアルバイト勤務。同店で修業していた柴田孝之さんと知り合い、結婚。2002年に帰化。現在、日本語を流ちょうに操り、孝之さん、中国人の専属コックと3人で「萬福酒家」の厨房を切り回し、150種類に及ぶ多彩なメニューを提供している。産地視察、生産者交流などにも積極的に参加。
仕事人インタビュー
中国東北地方の長春市に生まれ育った柴田久美子さん。かつて長春は満州国の首都で、今も街並みのところどころに当時の面影が残っている。いつのまにか日本への関心がふくらみ、約30年前に来日、20年ほど前に帰化した。
久美子さんが腕をふるう「萬福酒家」(まんぷくしゅか)は、四川、北京、上海、広東など中国料理の幅広いメニューを提供している中、本場の東北料理を味わえるのが一番の魅力だ。豚の背骨を煮込んだ「豚背ガラ醤油煮」はその一例。リピート客が多い「羊肉の串焼き」はハラール対応メニューとしても欠かせない。中国では家族みんなで料理をするのが習わしで、小さい頃から自宅の厨房で腕を磨いてきたことが、一品一品に絶妙の「うまみ」となって宿っている。
久美子さんは浜名湖の牡蠣産地、磐田の海老芋農家、富士宮の養鱒場など、県が主催した、多様な生産者とのマッチングツアーに、すでに仕事人に表彰されている夫の孝之さんと一緒に参加した。その他の県の食イベントやハラールの勉強会にもこまめに足を運んでいる。日本で最も驚き、惹かれているのが食材の新鮮さだ。中国では魚は冷凍物に限られるが、ここ静岡ではフレッシュな状態で手に入る。野菜にしても産地が近く、何より鮮度が抜群。こうした食材に恵まれ、料理の考え方が少しずつ変わってきた。調味料や香辛料を最小限に抑え、味を強くしない。素材の持ち味を活かすため、日本人の味覚に合わせる。そのために、どんな食材が、どんな生産者によって、どんな創意工夫で作られているのか、自ら見聞きしている。
異国の地で頑張ってこられたのは、夫の孝之さんに巡り会えたことに加え、自分の料理でみんなが満ち足りた表情になり、その笑顔に自分も笑顔になれるから。この醍醐味は中国でも日本でも変わらない。
とんこつラーメンでお馴染みの豚の背骨をじっくり煮込む「豚背ガラ醤油煮」。
富士宮産の豚を使用している。
※「令和5年度ふじのくに食の都づくり仕事人受賞者のご紹介」記事より
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