レストラン
静岡市葵区 ステーキ&欧風料理 ルモンドふじがや
静岡県の食材を使った 人気メニュー
鉄板焼 ようこそ静岡お茶コース、駿河シャモの鉄板焼 静岡みかんと赤ワインの2色ソース 静岡の春野菜を添えて、海の幸サラダ、ブイヤベース など
店で使っている静岡食材
黒毛和牛・和牛(静岡県)、駿河シャモ(静岡市)、鯛・鰤・太刀魚・鱸・イサキ・活平目・コチ・紋甲イカなどの魚(駿河湾)、鮑(伊豆)、お茶・和紅茶(静岡県)、抹茶ジェラート(藤枝市)、山葵・きゅうり・大根・トマト・みかん・しめじ・人参・白菜・苺などの野菜(静岡県)、原木椎茸(島田市川根町・静岡市梅ケ島)、タケノコ(藤枝市岡部)、青海苔(浜名湖)、米(周智郡森町) など
店舗情報
ステーキ&欧風料理 ルモンドふじがや
住所 | 静岡県静岡市葵区昭和町6-1ルモンドビル |
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TEL | 054-251-0066 |
WEB | https://www.lemondefujigaya.com/ |
店舗MAP
この店の「ふじのくに食の都づくり仕事人」
The 仕事人 of the Year
白鳥嘉宏
「ルモンドふじがや」の創業者でオーナーシェフ。静岡市出身。国際観光レストラン協会認定国際調理師。静岡新聞・静岡放送記者、読売新聞記者を経てホテル事業に転身。昭和42年「ステーキレストランふじがや」を創業し独立。以来50年以上にわたり鉄板焼や欧風料理の魅力を伝えている。「鉄板焼は急がずゆっくりと火を入れるもの。焼き上がりまではお客さんと会話している。話題豊富であるよう教養、人柄もさらに磨いてゆきたい」。早期から地産地消に尽力するなど、県の農林水産業や食文化振興への貢献が認められ、2010年「ふじのくに食の都づくり仕事人」の表彰を受けている。
仕事人インタビュー
「私にとって料理とは自然を大切にすること」。こう語るのは静岡市街の名店「ルモンドふじがや」創業者の白鳥嘉宏さん。
料理の素材は農家が自然と折り合い、苦労を重ねて作ったもの。「こねくり回さないこと」と説く。玉ねぎにせよジャガイモにせよ、それぞれに土地特有の味がある。いかに引き出してあげるか。だから、白鳥さんのステーキは胡椒さえ必要最小限しか使わない。週2,3回、朝早く市場に足を運び、活きのよい魚介を仕入れていること、遠州森町から「静岡きぬむすめ」を玄米で仕入れ、自家精米して炊いていることからも素材への強い想いが窺える。地産地消が叫ばれる以前から、白鳥さんは「地のもの」にこだわってきた。その代表格がお茶。県産の煎茶の旨みを濃厚に抽出し、ソースのベースに使っている。それをフレンチの基礎となる魚のだし「フュメ・ド・ポアソン」や鶏ガラのだし「フォン・ド・ヴォライユ」と合わせ、スープに活かしたり、パスタ生地に練り込んだりもする。
店の代表を譲った娘さんの智香子さんから「茶草場(ちゃぐさば)農法」の視察に誘われたときも、自然の中に身を置き、土や緑に触れ、大好きな静岡茶の世界農業遺産を目の当たりにできることに一も二もなく同意した。
今や世界共通語となった「omotenashi」も創業時から変わらない。「地のもの」は何よりのもてなしとなり、お茶は心を和らげる。この心を忘れず、国内外のお客様に至福の時間を届けるため「自然体で鉄板の前に立ち、魂を込めている」。料理に情熱を傾け続けられるのは、もっと美味しくしたいから。そして、お客様の素敵な笑顔に出会いたいから。「けれど、いつまでたっても理想にたどり着けない」と笑う。
2021年秋、島田市川根町で静岡県茶業会議所が主催したティーペアリングイベントに参加。
嘉宏さんはご当地産椎茸を使った料理を、娘さんの智香子さんは川根茶のペアリングデザートを振る舞った。
※「The 仕事人 of the year 2020の受賞者のご紹介」記事より
The 仕事人 of the Year
白鳥智香子
ステーキ&欧風料理 ルモンドふじがや・代表取締役。静岡市出身。テレビ局勤務の後、同店に入社し、「調理師免許」及び「ソムリエ」の資格を取得。1994年フランスに留学し、パリのル・コルドンブルーフランス料理フランス菓子上級コース卒業、「グラン・ディプロム」取得。パリ洋菓子店「ジャンミエ」「ルノートル」「ホテル・リッツ」にて研修。 1997年静岡県内女性初の「シニアソムリエ」、2006年「日本茶インストラクター」の資格を取得し、第2回日本茶インストラクションコンクール全国大会優秀賞。2014年から日本茶インストラクター協会主催「日本茶AWARD」では審査員を務める。2019年パリ二つ星レストランでの日本茶プロモーションで現地シェフ、ソムリエ、グルメライターらに「静岡茶ペアリング」をデモンストレーション。10年前から食育活動「親子体験食味学習会」を開催。
仕事人インタビュー
静岡を代表する鉄板焼きの名店「ルモンドふじがや」の白鳥智香子さんは、優れた食材をつくる人とおいしく味わう人の出会いを大切にしている。その活動は多彩にして多様だ。例えば生産者との交流では、川根茶や本山茶の茶農家を訪ねて茶摘みを手伝ったり、遠州森町の鈴木農園へ出向いて、人気のトウモロコシ栽培や、「きぬむすめ」の米づくりなどを学んだりしてきた。その一方で、高校のキャリア学習授業で「料理人とはどんな仕事か?」というテーマで講義をしたり、WEBマーケティングを学ぶ高校生から取材を受けるなど、次代を担う若い人たちへの情報発信にも積極的に取り組んでいる。
この10年、店内で続けてきた食育活動「親子体験食味学習会」でも新しい試みを始めた。茶師の指導で、静岡茶3品種を唎(き)き茶し、味や香りの印象から独自のブレンド比率を考え、唯一無二のブレンド茶を生み出すという企画だ。令和5年度には親子10組20人がそれぞれの「マイ・ブレンド茶」をお洒落な茶缶に詰め込み、味わい深い思い出とともに持ち帰ったという。令和6年には一般の人を対象とした、より本格的な「静岡茶鑑定と、ブレンド体験、静岡茶ティーペアリングランチ」を企画したところ、すぐに満席となり、追加講座が開催される盛況ぶりとなった。
こうした交流・触れ合いの積み重ねは、同店の「ようこそ静岡お茶コース」という人気メニューに実っている。駿河湾の海の幸のカルパッチョやブイヤベース、県産和牛の鉄板焼、静岡茶による多彩なデザートなどはもちろん、脇役の料理や付け合わせにも多種多様な県産野菜が使われている。オプションで静岡茶ティーペアリングも用意され、本山、川根、牧之原、志太、清水などの有名産地の茶を味わうこともできる。
優れた食材の数々が白鳥さんの手さばきで新たな命を吹き込まれた時、つくる人と味わう人の想いが出会い、美しい余韻となって次代へつながっていく。
ルモンドふじがや独自の食育活動「親子体験食味学習会」の一コマ。
店内の鉄板で実際に野菜を焼いてもらうプログラムが子どもたちに大好評。
※「The 仕事人 of the year 2023の受賞者のご紹介」記事より
「茶草場(ちゃぐさば)との出会いが、私に新たな力を与えてくれました」。シニアソムリエに加え、日本茶インストラクターの資格を取り、かねてから「ルモンドふじがや」の料理にお茶を取り入れてきた白鳥智香子さん。日本茶、それも静岡茶へのエンゲージメントは高じる一方で、世界農業遺産「茶草場農法」の現場を同店創業者のお父様とともに2018年から訪ね歩いている。掛川、牧之原、川根と、ところ違えば茶園の畝間に刈り敷く茶草が異なり、お茶の香り・色・味わいも微妙に変わる。この視察から得たものを糧に茶草場農法のお茶を取り入れたフルコースを創出し、期間限定の店内イベントを開催。前菜に川根茶、魚料理に牧之原茶、肉料理には掛川茶をペアリングし、デザートはそれぞれのお茶を使った3品を用意した。さらに2019年には「世界お茶まつり」と連携した店内イベントも。このときは静岡市内の生産農家に来店を請い、その農家が丹精した本山茶とのペアリングコースを、和やかな雰囲気の懇談会と併せて提供している。「私たちの務めは生産者と消費者を橋渡しすること」と白鳥さん。お茶づくりの風土や現状を自らの目で見つめ、農家がどんな想いでお茶を作っているのかを肌で感じる。そして、その見えない価値をコースに組み込み、一篇の物語としてお客様へ。例えば、川根茶の生育環境はフランス・シャンパーニュ地方のそれと似通っている。そこで、お茶を食前酒に見立て、シャンパングラスでお出しするといった具合。こうした試みの積み重ねが生産者と消費者の結びつきを深め、ひいては里山の自然を守ることにもつながると白鳥さんは信じている。
島田市川根町笹間でのティーペアリングイベントにて。こうして実際に茶畑を訪ね、情報交換することが、生産者と消費者をつなぐ第一歩となる。
※「The 仕事人 of the year 2020の受賞者のご紹介」記事より
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