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【令和2年度 仕事人受賞者のご紹介】小池 英彰さん

天城の名旅館「湯ヶ島たつた」は、川床で食事を楽しめる風情ある宿。その印象を幾重にも彩るのが、小池さんが生み出す料理だ。伊豆といえば海の幸の印象が強いが、ここは天城の山中。山菜、川魚、イノシシ、シカといった食材に加え、天城の高級食材・天城軍鶏も登場する。探究心が旺盛な小池さんは、懇意にしている八百屋や地元農家から、新しい野菜や果実の情報を仕入れ、いち早く取り入れているため、今では滋味溢れる新鮮な食材が自ずと小池さんの元に集まってくるという。「皆さんに召し上がってほしいのは、自然豊かな天城の山中で育つイノシシ。ビタミンが豊富な上に、脂が体温で溶けるため、案外サッパリと食べられます」と小池さん。渓流のせせらぎを聞きながら、山の幸に舌鼓。最高のロケーションで味わう料理が、旅の思い出に花を添える。静岡食材を使った人気メニュー鮎の塩焼き800円金目鯛の姿煮2300円金目鯛のしゃぶしゃぶ1600円アワビ踊り焼き3200円この店で使っている静岡食材ワサビ、イズシカ、イノシシ、天城軍鶏(伊豆の国市)、紅姫あまご(伊豆市)、静岡そだち(静岡市)、クラウンメロン(袋井市)、スイカ(函南町)、レモン(沼津市)

仕事人

小池 英彰

湯ヶ島たつた

伊豆市修善寺出身。高校卒業後に上京。時の総理大臣なども通っていた赤坂の料亭で腕を磨く。その後、師匠について同じく赤坂の割烹居酒屋へ。舌の肥えた著名人が足しげく来店する中、心地よい緊張感に包まれながら、さらなる研鑽を重ねる。その後帰郷し、修善寺の「渡月荘金龍(現在の宙 SORA)」「かのの宿 修善寺」「うなぎ・とろろの川善」で腕をふるう。2014年に「湯ヶ島たつた」の調理長に就任。関西と関東両方の日本料理の技を駆使し、宿と天城湯ヶ島の印象をより鮮やかにする料理を提供する。

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アマゴの塩焼きはコース料理の一品。炭火で焼きたてのところに、甘味の強いレモネードという品種のレモン果汁を絞って食す。

伊豆では唯一とされる川床がある宿。狩野川のせせらぎに包まれながら、料理を味わう。夏はもちろん、秋冬にはこたつでゆったりと過ごせる。

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