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【平成28年度 仕事人受賞者のご紹介】福島 利昌さん

「これほど豊かな食材に恵まれている土地は、他にないね」と福島利昌さんは楽しそうに語る。「海と山があって気候のよい静岡には、良い食材をおいしく料理する店がたくさんあってとても刺激的」と笑顔を見せる。料理人歴は35年以上。東京、埼玉、千葉などの関東圏にある数々のフレンチレストランで修行を積んだ後、渡米。違う社会を肌で感じ、視野を広げながらもてなしに欠かせない語学を身につけた。向学心は止まることを知らない。今も美術館やギャラリーに足繁く通ってアートに触れ、舌はもちろん、目でも味わえる美しい料理を作るために感性を磨く。新しい食材と出合ったら食材と対話する。どうやったら美味しくなるのか、どうしたら食べる人に喜んでもらえるのかを考えながら、柔軟な気持ちでいつも新しいものを迎え入れる。こうして作る料理は、フレンチのベースを守りながらも時代にマッチしていて、食べる人の心に新たな感動と衝撃を与えてくれる。

静岡食材を使った人気メニューザ・ラグシエナ菜園 2500円富士宮くぬぎ鱒のカルパッチョ 1200円

この店で使っている静岡食材今村さんちの香りしいたけ(富士市)、三島ブロッコリー(三島市)、三島甘藷(三島市)、くぬぎ鱒(富士宮市)、愛鷹牛(沼津市)、人参(三島市)、枝豆(三島市)、サザエ(沼津市)、ワサビ(伊豆市)

仕事人

福島 利昌

ゲストハウス ザ・ラグシエナ

長野県生まれ。料理人歴35年以上。2007年より日本エスコフィエ協会ディシプル認定シェフ。和食の板前だった祖父の影響を受け、料理人を志す。東京、埼玉、千葉などのレストランで腕を磨いた後、渡米。ニューヨークやマイアミのレストランで腕を振るう。その後、国内にあるいくつものホテルのフレンチレストランでシェフを経験。現在、静岡県東部にあるゲストハウス・レストランの総料理長として活躍する。

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「旬の野菜を使ったザ・ラグシエナ菜園」2500円。バーニャカウダソースと一緒に食してください。

館内はモダンながら落ち着いた雰囲気。「一人ひとりに寄り添いしっかりもてなしたい」という福島さんの気持ちは、総料理長を務める「ゲストハウス ザ・ラグナシエナ」の料理プランニングにも生きている。

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