お知らせ

世界へ羽ばたく緑茶「ロイヤルエメラルドティー」静岡のお茶を世界へ。2011年、たった１人で大いなる意志を持って、福島寛孝さんは株式会社マースを起ち上げた。小さい会社だからこそ、「ほかのお茶屋さんの手が回らない海外市場なら、勝負できると考えました」。サラリーマン時代に培った人脈を生かし、東南アジアを中心に少しずつ販路を拡大。ブランディングを確立するために、お茶売り場ではなく飲食店や家具と並べてディスプレイし、徹底した差別化を図った。中でも他社製品との違いが如実に表れているのが、パッケージ。看板商品の「ロイヤルエメラルドティー」は、ネーミングもさることながら、高級紅茶を想起させるエレガントなデザインが印象的だ。見た目はモダンだが、商品づくりのコンセプトは、受け継がれてきた静岡茶の歴史と伝統に基づく。地元である遠州地方の古くからの生産者とのつながりは、しっかりと大切にしている。斬新な手法に当初は反対の声があったものの、今ではマースを必要としてくれる農家も増えた。これからも型にハマらない柔軟なスタイルで、世界を舞台にアイデンティティにあふれた地域貢献を果たしていくだろう。

＜問い合わせ先＞株式会社マース
［住所］〒439‐0019　静岡県菊川市半済1130‐23
［URL］http://marsc.co.jp/ （※サイト内に問い合わせフォームあり）

台湾でカフェを経営する福島さんのパートナー、芭蕾國際食品有限公司（英文名Ballet F&B International Co.Ltd.）社長の蔡振田さんとのツーショット。

商品の販売だけにとどまらず、静岡緑茶を使ったスイーツなどが海外で販売されている。現地のポースターにも「静岡緑茶」の文字が！

証券アナリストから地域産業の活性化を目指すキーパーソンへと転身した福島さん。「地元農家に貢献したい」という純粋な思いが、彼の行動を支えている。