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【平成30年度ふじのくにマエストロシェフ称号受賞者のご紹介】山口 祐之さん

進化する現代フレンチ、県内随一のジビエの名店

周囲に店、つまり目的地が他にない山道に、ひっそりとたたずむ「西欧料理サヴァカ」。この場所で10数年も客足が途絶えず、しかも多くのファンから愛されているという事実は、オーナーシェフの山口祐之さんの料理が、どれほど人々を魅了しているのかを教えてくれている。店に入ると目に付くのが「gibier ~本日のジビエ~」と書かれたイラスト付きの小洒落たホワイトボード。森町産のメス鹿、牧之原産の極上メス猪、菊川産の青首鴨や野ウサギ、掛川産のハクビシンなど、相当なジビエ好きでも唸る県内産の希少なラインアップが、日替わりで10数種類も名を連ねる。「関西で本場のフレンチを学んでいた頃は、正直あまり獣肉のよさが分からなかった。でも、この土地に来て『これは本当に美味しい』と思えるたくさんのジビエに出合い、提供するようになりました」。伝統を継承しつつフレンチの枠にとらわれない料理は、自由と驚きに満ち、ドレッセ(盛り付け)も現代的。訪れれば、ファンになってしまう気持ちがよく分かる。

仕事人

山口 祐之

西欧料理サヴァカ

青森県出身。本場フランス人が代々シェフを歴任する関西の老舗「ルポンドシエル」で、フレンチの技法を学ぶ。在籍中にパリのクラシックホテル「オテル・ドゥ・クリヨン」のガストロノミーレストランで研鑽。その後、浜松、大阪、神戸でフレンチ、イタリアンの腕を磨き、2006年に独立。料理人と猟師をつなぐ団体「L.C.C(リエゾン・キュイジニエ・エ・シャスール)」を設立。本業と並行して、静岡ジビエのブランド化を目指す。

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閑寂な山道に佇む「サヴァカ」。フレンチの技法だけに留まらないよう、店名に「西欧料理」と掲げている。

ウッディな内観からいい意味でかけ離れた山口さんのフレンチには、モダンさとエレガントさが漂い、野趣あふれるジビエを上品かつ上質にまとめている。

料理人と猟師をつなぐ「L.C.C」という団体を起ち上げ、「静岡ジビエ」のブランド化を目指す山口さんの店では、他では食せない希少なジビエが並ぶ。

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