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【令和2年度ふじのくにマエストロシェフ称号受賞者のご紹介】山崎 伴子さん

地元食材の活用や多文化対応で地元も魅力を広範囲に発信

桜えびと一緒に水揚げされてしまう深海魚「センハダカ」は、価値がない魚と思われていたため、以前はあまり活用されていなかった食材だ。山崎さんはセンハダカを使い桜えびと一緒にかき揚げにするなど、新しい組合せで提供している。また、子ども観光大使や小学生を対象に桜えび料理のセンハダカのつくだ煮を一緒に作る機会なども設けている。近年、訪日観光客の増加に伴い、多様な食文化に配慮したサービスの提供が求められていることから、いち早くハラール対応を進めた。「おもてなし規格認証の金認証」を取得し、外国人観光客の呼び込みに成功している。その他にも、高校生による「和の給食コンテスト」の審査員を務め、学校や地域との交流にも積極的に参加。「仕事人として、人と地域をつなぎながら静岡食材の魅力を発信したい。県外に食材をPRする際は、その土地の食材を組み合わせると受け入れてもらいやすい」と語る。

仕事人

山崎 伴子

鮨処 やましち

ご主人と結婚後、1978年に「鮨処 やましち」を開業。1981年に調理師免許を取得し、子育てや店の手伝いなどの傍ら、日本酒やワインを学ぶ。茶懐石で有名な「辻留」へ通い、さらに後藤加寿子氏や、静岡市の懐石「西堀」にも通い、日本料理の基礎を習得。2008年「富士宮やきそば」に触発され、蒲原の町おこしを目指し「桜えびやきそば」普及会を発足。2009年には「いわしカレー」を柱とした「かんばら口福屋」を立ち上げるなど、地元の食文化発展に貢献し続けるパワフルな女性料理人。

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駿河湾が「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟したことを記念し、同じく加盟している富山湾の「白エビ」と、駿河湾の「桜えび」のかき揚げを載せた2018年1月に登場した丼「紅白宝石かき揚げ丼」1,500円。

流通させにくい静岡県産子持ち鮎を活用した「子持ち鮎ほまれ」。静岡県のオリジナル酒米「誉富士」を使った地酒と県産のお茶で煮ることで、川魚特有のクセをなくし、頭から骨まで全ていただける料理に。

店の2階の和室にはイスラム教徒のための礼拝スペースがあり、手持ちの着物の帯を再利用した手作り礼拝マットや着物遊びができるようになっている。

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