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【令和元年度 仕事人受賞者のご紹介】青木 祥泰さん

「甘青堂」は夫婦二人で切り盛りする小さなパティスリー。開店時間の朝8時半には、28種以上のケーキと30種類以上の焼き菓子が店頭に並ぶ。「お客さんを驚かせたいし、喜んでほしい」と、オーナーパティシエの青木さん。ショーケースの中に並ぶ見目麗しいケーキを見つめるまなざしは、とてもやさしく温かい。素材は限りなくいいものを使うのが信条。地元産のフルーツをあちこち歩いて見つけ、どうしたら個性が活きるかを考える。そのときの状態に最適な調理法、ほかの素材とのバランスを試行錯誤し、一品に仕上げる。そのときに役立つのが、修業先で先人達から学び、習得してきた技術だ。すべての工程が手作りの菓子は、伝統的な技術に青木さんの閃きをプラスして完成する。どの菓子もここに来なければ食べられない、新しくも王道のフランス菓子だ。

静岡食材を使った人気メニュー伊東ネーブルパウンド165円いちごのショートケーキ370円タルトフレーズ400この店で使っている静岡食材ネーブルオレンジ(伊東市)、ニューサマーオレンジ(伊東市)、ブルーベリー(伊東市)、イチゴ(伊豆市、富士宮市など)、レモン(伊東市)、イチジク(伊豆市)

仕事人

青木 祥泰

パティスリー甘青堂

静岡県伊東市出身。和菓子店「甘青堂」の三代目として生を受ける。高校卒業後、千葉県市川市行徳にあった「巴里亭」での6年間の修行を皮切りに、東京都内にある数々の有名店で腕を磨く。最後の修業先に選んだのは、有名パティシエを多数輩出した名店「サロン・ド・テ・スリジェ」。日本洋菓子協会連合会会長を務めたオーナーパティシエの原光雄さんから工場長に指名され長く勤め、1995年に帰郷。2015年に「パティスリー甘青堂」にリニューアル。店の名と先人たちの技を継ぐことを大切に、伝統的なフランス菓子を作り続ける。

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「伊東ネーブルパウンド」165円は、伊東産のネーブルオレンジを使用。苦みと香りのバランスを考えて煮ており、さわやかな香味を楽しめる。

商店街にある小さなパティスリー。ショーケースの中に目を向ければ、色とりどりの美しいケーキが並ぶ。遠方から足を運ぶファンも多い。

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