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【The 仕事人 of the year 2020の受賞者のご紹介】青木 一善さん

安心安全を第一に和食の素晴らしさを国内外へ発信仕事人として、「より県産食材の使用を意識するようになった」という青木一善さん。調理長を務めるかんぽの宿熱海では、防腐剤など無添加でも新鮮な状態で保存・調理ができる真空技術を駆使し、大ホテルでありながら、その実践に努めている。さらに、インバウンドの利用が多い宿では、イスラム教徒のハラールやベジタリアンにも配慮するほか、アレルギーへの対応も細やか。青木さんは「安全第一」を信条に、食の多様性を実現している。もちろん、その軸になるのは日本料理だ。「和食の一番の良さは季節感。二十四節気に基づく食文化を子どもたちに教えるのは大切なこと」。県専門調理士連合会「瑞松会」の幹部として、食育や和食の啓蒙活動にも意欲的に取り組む青木さん。本業との両立は大変だが、「料理人も後継者不足の中、小中学校に行き、ビシッと白衣を着て普段見られない技を見せる。そこで子どもたちが、“板前さんてカッコいいな”と少しでも思ってくれればいいんです」と柔和に微笑む。小さな石でも、池に投げれば波紋となり広がって行く。「自分たちはその石ころ」と、仕事人は精進を続けていく。静岡食材を使った人気メニュー季節の和食会席(宿泊プラン)季節の極み会席(宿泊プラン)金目鯛の姿煮 2,500円刺身盛り合わせ 2,200円この店で使っている静岡食材金目鯛(下田市・東伊豆町)、ふじのくにポーク・ふじのくにいきいきどり(静岡市)ほか

仕事人

青木 一善

かんぽの宿 熱海

熱海市出身。父親の影響で日本料理の板前を志す。最初は父が板長を務める熱海のホテルに入るも、他所へ移り本格的な修業を開始。現在県専門調理師連合会「瑞松会」相談役の菊地隆雄さんのもとで鍛えられ、様々なホテルで経験を積み、「かんぽの宿熱海」へ。師匠の定年退職を受け、グループで最大規模だった隆盛時に調理長に就任した。現在は瑞松会の会長補佐企画室長及び県日本調理技能士会の事務局を任されるほか、日本料理研究会静岡瑞松支部、全国日本調理技能士会、四條司家公認庖丁儀式四條眞流会それぞれで師範を務める。令和3年度県優秀技能者受賞。

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「アジの二種盛り」は、新鮮なアジを刺身とタタキで味わえるお得な一品。同じ素材でも、違う食べ方や味付け、盛り付けを工夫する。

真空調理機械を完備した宿では、金目鯛も一度に大量に仕入れ、きちんと下処理したあと真空パックで冷凍保存することで、安定した通年提供を可能にしている。

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