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【ふじのくに食の都づくり仕事人】 仕事人令和3年度受賞者 鈴木 浩二さん

「お客さんが食べたいものを提供する」が信条の鈴木浩二さんが営むのは、飯屋の定食から地魚の刺身、ラーメンにピザまで、何でも揃う食堂居酒屋。とはいえ、どの料理ジャンルも仕事は専門店並みだ。例えば自慢のラーメンは、カツオと昆布などのベース出汁に加え、地魚のアラ、鶏ガラ、鹿骨の4種類のスープを一から作る。伊東港で揚がった地魚料理や鳥の網焼きなど名物メニューで残った旨みたっぷりの素材をムダなく活用できるのは、この店ならではだ。また、珍しい鹿ラーメンは、もとは伊東市の鹿捕獲団体らとともに、廃棄する骨の活用料理として考案したもの。現在は伊豆鹿を使うものの、鹿骨で取ったスープに鹿肉チャーシューを乗せたオリジナル品は、他同様にSDGsにも貢献している。「以前は“地物は土臭い”という印象でしたが、今は生産者さんの努力で扱いやすくなった。だから自分も使いたくなったんです」。ここ数年で、より地産地消への意識が高まったという鈴木さん。料理人として根底にあるのは、昔、家族で行った楽しい外食の記憶だ。ノスタルジックな空間で食す力強い郷土の味は、皆の心に楽しい思い出とともに刻まれていく。

 

 静岡食材を使った人気メニュー

 肉野菜炒め 700円

 しかラーメン 1,040円

 刺身盛り合せ 1,500~2,000円

 地魚ラーメン 950

 

 

 この店で使っている静岡食材

 豚肉・鶏肉・もやし(静岡県産)、レタス・湯葉(伊豆の国市)、トマト(三島市)、伊豆鹿(伊豆市)、地魚・レモン・伊東ナゲット・餃子の皮(伊東市)、地酒など

 

仕事人

鈴木 浩二

食堂居酒屋 風来坊

沼津市生まれ。小学生の時に祖母の暮らす伊東へ。高校時代からアルバイトを始め、社会人になってからも様々な仕事を経験。その中で、少年期に祖母と食べたご飯や家族での外食の楽しかった記憶から、「皆に料理を食べて喜んでもらいたい」と飲食業界に道を定める。1999年に26歳で風来坊を開店し、一時は2店舗展開するまでに成長。2009年に現在地に移転、2020年にリニューアルした。地産地消に徹する食の都づくり仕事人の先輩・小笠原貴史さん(ミラコロ)の影響で、より地場食材に興味を持つようになり、今は圭見(たまみ)夫人と農の駅などに旬野菜を探しに行く。

> 仕事人の紹介ページはこちら

「風来坊サラダ」(720円)は、姿を変えながらも創業当初からある人気メニュー。県産のレタスやトマトのほか、スナック風に揚げた餃子の皮も伊東の田中製麺所製を使用。自家製の豚ロースチャーシューも豪快に乗り、ボリューム満点の一品だ。

懐かしいブリキの看板やドライフラワーなどが散りばめられた店内は、昭和レトロな雰囲気で、楽しく、ほっこり寛げる。

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