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令和4年度ふじのくに食の都づくり仕事人受賞者のご紹介「難波 隆正さん」

「野菜が好きです。それも地元産の野菜に勝るものはない。」難波さんは買い出しに朝採れの葉物野菜が豊富に揃う三島市安久の村の駅へ。箱根西麓野菜を目当てに地元農協の農産物直売所にも顔を出す。地の野菜は鮮度が良い。彩りも美しい。だから楽しい。

 

修業時代から忙しい店ばかりだった。忙しさが理屈抜きで楽しかった。その延長線上に今の自分がいると語る。師として仕えた米山定夫さん、道場六三郎さんも教えは同じだった。腕がいい、技がある、だけでは足りない。「お客様を楽しませるのが料理人だ」と。野菜、肉、魚を、まず料理人の自分が楽しむ。その楽しさが料理に宿る。そうして初めて「お客様に楽しさをご提供できるのではないでしょうか」。独立の舞台となった三島市内の店、ここ伊豆の国市の新しい店でも、食エンターティナーへの階段を一歩一歩上っている手応えを感じている。例えば、「KURUHA月替わり御膳」。ランチタイムはこのメニューしかないが、2~3ヵ月先まで予約が埋まっているのは、目を楽しませ、舌を楽しませて、リピーターと口コミを増やしているからに他ならない。

 

難波さんには弟子が何人かいる。すでに独立した人もいる。息子さんも父親と同じ道を目指して東京で修業に入る。全員がライバル。「負けないようにしたい」と笑う難波さんの目は笑っていない。

 

静岡食材を使った人気メニュー

三島野菜と静岡そだちの冷しゃぶ サラダ仕立て、浜名湖のあさりしんじょうと春野菜のスープ蒸し、あしたか牛のローストビーフ、三島のとうもろこしのすりながし、くろわしなすとモッツァレラチーズの田楽焼き など

 

この店で使っている静岡食材

三島メークイン、伊豆の国のキャベツ、三島の菜花、紅芯大根、タラの芽、うるい、プチヴェール、カリフローレ、キャベツ、白菜、大根など(三島市/伊豆の国市)、海老芋(磐田市)、浜名湖のあさり(浜松市)、静岡そだち(静岡県)、ふじのくに いきいき鶏(静岡県) など

仕事人

難波 隆正

KURUHA

三島市に生まれ育ち、高校まで野球に打ち込む。調理師学校を2ヵ月で辞め、鳶職を経て19歳から本格的な料理の修業をスタートした。創作が得意だったことと野球で培った根性をバネに割烹「旬味寮 よね山」で4年間、「銀座 懐食みちば」で3年間、熱海旅館旧蓬莱(現在星野リゾート「界熱海」)で3年間修業を重ね、2008年30歳を機に自らの店舗KURUHAを三島市内に開業。2022年伊豆の国市に移転。同年ふじのくに食の都づくり仕事人の表彰を受ける。

KURUHA月替わり御膳

三島野菜と静岡そだちの冷しゃぶ サラダ仕立て

浜名湖のあさりしんじょうと春野菜のスープ蒸し

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