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【平成28年度 仕事人受賞者のご紹介】大石 裕之さん

首都圏や中京圏から訪れる常連客も絶えない「ととのや権吉」は魚好きの、魚好きによる、魚好きのための小料理屋だ。店主はフグ、スッポン、ウナギなどの高級食材も扱える一級の料理人でありながら、「本当においしい魚を安価で食べてほしい」というシンプルな理念を持つ大石裕之さん。確かな技術と豊富な経験に培われた魚料理の数々は理屈抜きに「うまい」と評判だ。良質な食材を求めて県内の海、川、湖、山野を駆け回り、時には自ら魚介類や山菜を採集する姿勢はまさに“馳走”。大自然の力強さ、鮮やかな季節感、繊細な風味、優美な後味など、和食のエッセンスが凝縮した味わいには、日本人が大切にしてきた食文化が色濃く息づいている。そんな滋味豊かな料理を味わいながら、大石さんの食材に対するうんちくを聞けるのもこの店の魅力。歯に衣着せぬ物言いで物事の核心を突く大石さんを慕うファンは多い。魚談義に花が咲く店内は連日笑顔でいっぱいだ。

静岡食材を使った人気メニュー
カツオの心臓のお造り 850円
カツオのハラミの糸造り 850円
サバ寿司 1本1100円〜

この店で使っている静岡食材
シラス、サバ、天然マグロ、クレソン、菜の花、シジミ(浜名湖)、フキノトウなど(山菜は自摘み)

仕事人

大石 裕之

ととのや権吉

1964(昭和39)年、静岡市生まれ。実家が食堂を営んでいたため、早くから料理人を志し、高校卒業後に県内の料亭、割烹、日本料理店などで修業。31歳の時、実家の食堂を改装し、新鮮な地魚を提供する「おおいし」を開業。その後、同店を実弟に譲り「ととのや権吉」をオープン。歯に衣着せぬ物言いと、魚の品質を見抜く確かな眼力は、真の魚好きから熱烈な支持を集めている。

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名物の「サバ寿司」にはマスタード、ウメ、ワサビの3種があり、1本1100円〜。おすすめは脂がのる晩秋から1月にかけて。テイクアウト可。

店内は肩肘の張らない居酒屋風。しかし、旨みをたっぷり含んだ新鮮な魚料理は料亭級とも評される。

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